マイニング(ビットコインなど仮想通貨採掘)用PC | BTOパソコン通販 パソコンショップSEVEN
マイニング用PC
マイニング用PCとは
ビットコインに代表される仮想通貨。
各種メディアで取り上げられ、PC市場は空前のマイニングブームとなっています。
専用PCで仮想通貨を自動で採掘(マイニング)し、仮想通貨を手に入れませんか?
では、具体的にマイニング用PCと一般的なPCは、何が異なるのでしょうか。
仮想通貨って何?
ビットコインなどの仮想通貨は円やドルなどと同じお金として扱われます。 仮想という名のとおり、物理的な紙幣やコインはありません。
通貨を所持する世界中の何百万・何千万という人たちが、使用者であり、管理者です。 各個人が全世界のあらゆる取引履歴を暗号化して共有するので、完全な整合性が取られています。 そのため、偽札が発行されたり、発行元が価値を勝手に操作する、といったことが極めて起こりにくい通貨です。 取引の手数料も数円程度なので、一般的な通貨と比べて低いです。
公平性が保たれるという点などから、 自国の通貨に不安のある世界の人たちから買われ、価値が上がり続けています。 通貨として認める国も増え、日本政府も2017年3月に公式にビットコインを通貨と認定しました。
マイニングで仮想通貨はどうやって手に入る?
現状で仮想通貨を手に入れる方法は主に2つです。
銀行や取引所などで他の通貨と売買するか、採掘(マイニング)するか、です。
採掘(マイニング)とは、仮想通貨のキーを探す作業で、金山から金を探す作業に例えられます。 採掘(マイニング)は、ブロックごとの総取り制です。 作業がブロックに割り当てられ、最初に見つけた人がそのブロックのキーを所有し、 キーを手に入れると仮想通貨の単位が手に入ります。
といっても、手作業ではなく、パソコンにソフトをインストールして動作させるだけです。 あとはパソコンが仮想通貨を探す作業を行い、自動的にコインが貯まっていきます。
なぜマイニング用PCが必要?
採掘自体はノートPCやスマートフォンでも可能です。 ただ、上記でも説明したとおり、マイニングは「ブロックごとの総取り」で、キーを手に入れるのは最初の1人だけです。 高性能なマイニング用PCと低スペックPCやスマートフォンでは、金山に例えれば、重機や専用機材を揃えている人に小さなスコップで対抗するようなものです。
また、メジャーな仮想通貨であれば、表面の金は掘り尽くされている状態です。 深くまで探す必要があるので、 小さなスコップでコツコツ掘っても、キーを手に入れる最初の1人になれる見込みはほとんどありません。 小さなスコップを持った多くの人たちがコツコツと掘り進んだブロック内のキーを、巨大な重機持ちが総取りしていくイメージです。 PCを起動させている時間は電気代もかかりますので、効率的ではありません。
逆に言えば、ブロック内で上位グレードの重機を揃えれば、採掘の効率はグッと高まります。 その重機こそ、マイニング用PCです。
マイニング用PCのスペックは?
ノートPCではパワー不足なので、必然的にデスクトップとなります。
電気代/運用コストを下げるために、排熱効率などを考慮する必要があります。
CPUのパワーはあまり影響を受けず、グラフィックボードの処理能力が重要となります。
グラフィックボード
グラフィックボードのグレード/枚数が最大のポイントとなります。
効率の良いボードとして挙げられるのは、NVIDIA系だと
●ミドルレンジのGeforce GTX1060
●ミドルハイレンジのGeforce GTX1070
●ハイエンドのGeforce GTX1080/GTX1080Ti
AMD系だと
●ミドルレンジのRADEON RX560/RX570
●ミドルハイレンジのRADEON RX580
が主な選択肢です。
電源ユニット
電源効率を上げることが重要です。
マイニングのコストは長期的には電気代が主になりますので、効率の良い電源であるほど利益を得やすくなると言われています。
電源ユニットの効率の目安として、80Plus規格のグレードを確認します。
80Plus規格のグレードは
Standard(スタンダード・無印) -> Bronze(ブロンズ) -> Silver(シルバー) -> Gold(ゴールド) -> Platinum(プラチナ) -> Titanium(チタン)
となっています。
グラフィックボードと必要な電源ワット数の目安
グラボ名 | 1枚 | 2枚 | 3枚 | 4枚 | 5枚 | 6枚 |
---|---|---|---|---|---|---|
NVIDIA系 Geforce GTX1060 | 550W | 700W | 850W | 1000W | 1200W | 1300W |
NVIDIA系 Geforce GTX1070 | 600W | 750W | 900W | 1100W | 1300W | 1500W |
NVIDIA系 Geforce GTX1080 | 650W | 800W | 1000W | 1200W | 1400W | 1600W |
NVIDIA系 Geforce GTX1080Ti | 700W | 1000W | 1300W | 1600W | - | - |
AMD系 Radeon RX560 | 500W | 650W | 800W | 1000W | 1200W | 1300W |
AMD系 Radeon RX570 | 600W | 750W | 900W | 1100W | 1300W | 1500W |
AMD系 Radeon RX580 | 650W | 800W | 1000W | 1200W | 1400W | 1600W |
PCケース
グラフィックボードの枚数が少ない場合は、ケースに組み込んだ方が効率的に排熱できます。
(ケース内に空流ができ、吸気口・排気口の役割が明確になるため)
本格的に行う場合、マイニングリグと呼ばれるラックにグラフィックボードを直接並べる方も居られます。
PCケース外にサーキュレータなどを置いて、吸排気能力を高めることも一定の効果があります。
CPU
あまりマイニングには影響しません。
マイニングに特化したPCを求めるのであれば、Celeron・Pentiumといったコストパフォーマンスに優れた低価格CPUがおすすめです。
メモリ
あまりマイニングには影響しません。
マイニングに特化したPCを求めるのであれば、4GB〜8GB程度で充分と言われています。
HDD・SSD
大きくマイニングには影響しませんが、HDDよりもSSDの方が消費電力が低く、
長期的には電力効率を考えると、SSDの方が有利です。
SSDの容量自体は必要としませんので 120GB程度の低容量モデルで充分と思われます。
マイニング用PCのまとめ
マイニング用PCとは、
- 1. グラフィックボードの性能/枚数を重視
- 2. 電源効率を上げるため、80plus認証のグレードの高い電源ユニットを採用
- 3. 排熱能力の高いPCケース
- 4. CPU・メモリ・ストレージに予算を割く重要性は低い
の条件を満たしたPCほど効率的に有利にマイニングできるということになります。
当店では、上記のポイントを考えマイニングに適した組み合わせのBTOパソコンをご用意しています。